☆サムネ画像_小話


source: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/kankon/1518280875/


439: おさかなくわえた名無しさん 2018/02/24(土) 10:06:11.29 ID:72Dd++2zr
中学生の頃の話。
当時うちは狭くて、茶の間に布団を2枚敷いて、私、母、弟の順で川の字で寝ていた。
ある朝目が醒めると、隣で寝ている母の顔が血塗れ。
驚き過ぎて声も出ず、心の中で
『死んでる…死んでないよね…死ぬはずないよね』
母親という存在がいなくなる事への恐怖と不安と悲しみに、現実を認めたくなくてただ呆然としていた。
ふと聞こえてくるイビキ。
弟の奴、呑気に…と思ったが違う。
イビキの主は母だった。
『生きてる…』
安堵に包まれた私は母を起こした。

夜中に壁に飾ってあった額が落ちてきて、痛いと思ったけど私も弟も無事そうだったのでそのまま寝たとの事。
結局母は目の下を5針程縫う怪我をしていた。

眠りの深さは母からの遺伝で、朝のニュースで夜中の地震が伝えられたりする事があるけど、リアルタイムで気付いた事は無い。
会社でも「あの地震で起きなかったの?」って驚かれるけど、私から言わせれば その程度で起きれる方が不思議。
だけど縫うほどの怪我をしたら、さすがに起きようよ、母ちゃん。
イビキに気付くまでの数分が、本当に修羅場だった。



コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット